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株式会社リペイント湘南様

サーモグラフィと水分計を使用した雨漏り診断ソリューション

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株式会社リペイント湘南様は外装リフォームを研究している企業です。主に住宅の外壁塗装や雨漏り補修工事などの住宅修繕工事全般を請けています。

今回インタビューをさせて頂いた代表取締役の原田様は、日々現場に出向き、雨漏り診断やリフォームについて、お客様や工務店様と話し合いながら実施されています。また、リフォームにまつわる様々な情報を、ホームページ上やSNS上で発信していらっしゃいます。

課題

外装リフォームの現地調査時に行う雨漏り診断。

診断の正確さ、作業効率向上とコスト削減を同時に行いたい。

株式会社リペイント湘南

設立:1988年1月

事業内容:外装リフォーム研究業

本社所在地:神奈川県藤沢市

https://repaint.co.jp

インタビュー

テストー:サーモグラフィ使用の背景を教えてください。

原田様:⾒積前の現地調査の際は、必ずサーモグラフィと⽔分計を携⾏しています。

仮に、当初の依頼が塗装の塗り替えであっても、⾬漏り箇所を発⾒した場合、⾏わなければならないのは塗り替えではなく、⾬漏り修繕となります。

診断の結果で⾒積内容が変わる為、サーモグラフィと⽔分計は⽋かせません。

テストー:いつから、どの様なサーモグラフィを使⽤されていますか。

原田様:サーモグラフィとの出会いは、外壁調査⽬的での使⽤がきっかけでした。

当時、持ち運びが⼤変なアルゴンガス冷却タイプの頃からサーモグラフィを使⽤していました。その際、⾬漏りの診断にも役⽴つと分かり、機器としての可能性を感じました。

その後、⾮冷却タイプの他社製品を購⼊。現在はテストーと他社製品を併⽤しています。

テストー:testo 883のご購入経緯と良かった点を教えてください。

原田様:スタッフ全員が現場に出る事もあり、⾬漏り診断に適したサーモグラフィが複数台必要でした。testo 883の良い点として、

  • ★⾬漏り診断に必要なスペック(画素数(320x240ピクセル)、温度分解能(0.04℃))を満たしている

  • ★スケール設定が1℃毎である=⾊彩の変更があっという間に出来る

  • ★⾼性能モデルにある余分な機能がない=シンプルな操作で使いやすい

類似スペック製品よりも30万円程安い価格で購⼊できるタイミングがあり、そこでtesto 883を購⼊しました。レーザーポインターが搭載されていれば更に良かったですが(⽇本向けモデルは⾮搭載) 、総じてコストパフォーマンスに優れた製品だと⾔えます。

テストー:testo 616 水分計もお持ちですが、ご購入の経緯と、活用方法を教えてください。

原田様:以前、加盟団体の繋がりでtesto 616を知り、購入しました。サーモグラフィで確認された異常値が、水分由来のものであるか判断をするために使用しています。

水分を確認せずに雨漏りと断定してしまうと不要な工事を実施してしまうことに繋がりますので、雨漏りが疑われる場合は必ず実施しています。

漏水が疑われる箇所と健全部の水分量を比較し、表示される値をデジカメを使って記録。

サーモグラフィ testo 883 / 水分計 testo 616

導入後のメリット

株式会社リペイント湘南様が、

サーモグラフィと水分計で漏水診断を始めたことにより得られた主なメリットは

以下の通りです。

信頼性向上

居住者が気づいていない未知の不具合を見つけられるようになったので、建物診断の専門家としての信頼性が高まった。

時間短縮/コスト削減

雨漏り再現調査(散水試験)において、雨漏り再現を確認できるタイミングが早まったので、トータルの作業にかかる時間とコストを削減できた。

説得性の向上

提出書類などにおいて、雨漏りであるとする現象を視覚的に示しやすくなったので、お客様に納得してもらいやすくなった。

望遠レンズセット

サーモグラフィtesto 883には望遠レンズセットがあり、様々なタイプの住居からの診断依頼を受ける株式会社リペイント湘南様の⽤途には必須オプション。レンズ交換も簡単。マンションやアパートの診断にも使⽤可能。

簡単な操作

多機能なモデルが多くある中、テストーのサーモグラフィはシンプルな設計で扱いやすい。物理ボタンも少なく、タッチパネルとなっている為、直感的に操作できる。

雨漏り診断の実施方法

①サーモグラフィの操作

雨漏り診断を行う場合は、まず⾬漏りが疑われる場所に対して、サーモグラフィをかざします。この際に、「スケール設定」をオートからマニュアルに変更し、上限と下限を3∼6℃の差で固定し、中間の温度が健全部付近の温度になる様に合わせます。これで1℃あたりに割り当てされる⾊を増やすことができ、温度差が鮮明になります。

②水分計の操作

診断箇所の材質に合わせて⽔分計の建材⼀覧から選択します。

⽔分計の⾦属プレートを健全部と、異常部に軽く押し当てて、数値を⽐較します。それぞれの箇所の含⽔率が異なることが分かります。含⽔率の⽬安は材質によって異なりますが漏⽔箇所の⽔分は健全部に⽐べて⾼く表⺬されます。

含⽔率が変わらない場合は、⾬漏り以外の原因も考えられます(気流や結露など)。

【まとめ】サーモグラフィ・水分計を用いた一連の診断フロー

①  雨漏りが疑われる箇所の確認(目視)

②  サーモグラフィをマニュアルスケールモードに設定→スケール調整後、漏水箇所を撮影

③  雨漏り箇所を手で触れて、水分を含んでいるかを確認

④  水分計を用い、健全部と異常部の水分率を比較

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