省エネルギーとコスト節約
環境負荷を減らしビジネスをサポート
燃焼排ガス分析計 testo 340 / testo 350
燃焼プロセスを排ガス分析計で最適化
所有される燃焼設備の効率を知っていますか？テストーの分析計を使えば、燃焼効率=コストに影響のある排ガス中の主要な値を簡単かつ迅速に分析することができます。
燃焼効率を向上させることで、消費エネルギーを軽減し、最終的には低コストと環境保護につながります。
気候保護は多くの国・企業にとって最重要課題であり、パリ協定による気候目標の達成は、すでに多くの企業の事業戦略の一部となっています。同時に、多くの国でますます厳しい法規制が適用されています。しかし、CO₂排出量の削減は、多くの分野で依然として大きな課題となっています。産業分野では化石燃料から電化が進んでいますが、特に高温を必要とするプロセスでは、化石燃料は代替技術が開発されない限り当面必要とされ続ける可能性があります。
温室効果は地球大気中のガス成分によって引き起こされる話はよく知られていますが、ここで最も大きな役割を果たしているのは、化石燃料を燃やしたときに発生する二酸化炭素（CO₂）と言われています。
燃料1単位から得られる熱量が多ければ多いほど、相対的なCO₂排出量は少なくなります。燃焼プラントの最適な運転範囲は、空気比や空気過剰率に基づいて決定されます。
最適な燃焼は通常、完全燃焼のために十分な空気、つまり酸素がある場合に達成されますが、同時に、高温の排ガス、つまり熱エネルギーができるだけ大気中に放出されないように （空気を多く供給することによる熱損失を発生させないように）、空気量の上限を低く設定する必要があります。
最適な効率を得るための重要な前提条件は、排ガス中のO₂、CO、CO₂の組成を正確に分析できることです。過剰空気は、これらの値から決定されます。空気過剰が1％減れば、燃焼プラントの効率は1％向上する可能性があります。
中規模発電所の月々の燃料費が1500万ユーロ （約20億円） の場合、最大15万ユーロ （約2千万円） の節約になります。
燃焼プロセスを最適化するための排ガス分析
排ガス成分と排ガス中の空気比/過剰空気率を正確に知ることは、燃焼プロセスを最適に調整するための基礎となります。
ポータブル排ガス分析計 testo 340 と testo 350 を使えば、正確な値を即座に分析できます。ポータブル分析計は、常設分析計では分析できない測定点において分析を行えるというメリットがあります。1台で複数の箇所を分析することができます。
分析方法
ポータブル排ガス分析計 testo 340 と testo 350 は、分析場所を選びません。適切な排ガスサンプリングプローブとセンサを搭載し、関連する排ガス値を分析し、鮮明なディスプレイにテキストで表示します。代表的な用途としては、バーナー、産業用エンジン、ガスタービン、工業炉プロセス、発電所、鉄鋼・セメント工場などがあります。 動画で分析方法をご確認ください。
プロフェッショナルな排ガス分析および燃焼排ガス測定に最適です。testo 350は、１台で最大６種類の排ガス成分を測定できます。持ち運びができ、スピーディに排ガス測定が行えるので、燃焼状態の最適化による省エネ管理、ガス排出量遵守による環境保護の両方に役立ちます。耐用性に優れた設計を採用し、複雑なデータ収集にも適しています。
特にコンパクトな設計で、信頼性の高い技術と最高の機動性を兼ね備えているため、国際的なサービス業務や、産業用燃焼・発電プラントの試運転・検査に最適です。