環境測定器の
グローバル
マーケットリーダー
換気空調や環境測定、計測技術に携わる企業として、資源の持続可能な使用により、将来の世代に向けて自然環境や天然資源を維持していくことは、テストーが目指す企業像の重要な一面です。
私たちは環境と健康を守る測定器の開発や製造だけでなく、従業員の日常業務から測定器の開発・製造業務にいたるまで、より多くの環境や人々の健康を守るため、持続可能な資源利用に取り組んでいます。
私たちはこの分野で以下の対応策を取っています。
電気自動車の利用
テストーの社用車には4台の電気自動車が使用されています。この4台は、主にテストーの2つのオフィス、ティティゼーとレンツキルヒの間の移動に使用され、車両移動の70%をまかなっています。
ティティゼーとレンツキルヒのガレージには自動車を充電する充電ステーションがあります。自家用の電気自動車で通勤する従業員用のソケットも設けられており、安価に充電できるように設計されています。
地元の公共交通機関の利用を促進
ティティゼーの新しい敷地は、フライブルクや周辺地域居住の通勤者が地元の公共交通機関を利用して通勤できるよう、鉄道駅の近くに選ばれました。 テストーは、ティティゼーの鉄道駅からレンツキルヒのオフィスへ従業員の通勤用のシャトルバスを運行しています。
そして2012年と2013年の2度にわたり、フライブルグのエコ交通ラベルがテストーに授与されました。
エネルギーと天然資源のセービング
テストーは、現代の換気空調のあり方に沿って、建物の冷暖房にかかる電気や燃料を削減することを考えています。ティティゼーの新社屋は、できるだけエネルギーを無駄にせず、可能な限り周囲の自然の汚染を最小限に抑えられるよう「グリーンビルディング」のコンセプトに従って設計されました。
冬に建物を暖めるには、ビルに採用されている物質の活性化を行い、周囲温度を一定に維持することを可能にし、エネルギー消費のピークを分散させる方法があります。同一のシステムが、夏に屋内を冷却するためにも使用可能です。
さらに、夜間の冷却は快適な周囲温度をサポートします。換気フラップは夜間に自動的に開き、冷たい夜間の空気が適温を確保するまで開いた状態となります。
グリーンITの取り組み
テストーは、徐々にコンピュータセンターの空調を新しい技術に変えています。最新の技術を採用することで、毎年最大120トンのCO2を節約することができます。
2023年春、レンツキルヒにあるテストーの中央データセンターの冷却システムが大幅に改良されました。このシステムでは、テストーはシュヴァルツヴァルト (Schwarzwald/黒い森) の寒冷な気候を活用しています。年間平均気温が6度と低いため、空調の80%をフリークーリング (外気活用型冷水製造システム) で賄うことができます。よって、従来の冷却方法とは異なり、データセンターが冷却に必要とするエネルギーをわずかに抑えることができます。
この最適化の指数は、PUE (Power Usage Effectiveness) 値で示されます。PUEは、データセンターで使用されるエネルギーの総量と、設置されたIT機器が消費するエネルギーとの比率を表しています。2022年、ドイツの全データセンターのPUE値は平均で約1.6でした。そして 2010年の値は1.95でした。レンツキルヒにあるテストーのデータセンターは、PUE値1.2を達成しています。この値を達成できるのは、エネルギー最適化のために設計され、認証された数少ない新築の建物だけなのです。
今回の改良によって、テストーは年間100,000kWh以上の電力を節約
この結果、年間40トン以上のCO2削減に成功
製品とリペアサービスのサステイナビリティ
テストーは、測定器を長期間使用していただきたく、製品の安定性と高品質の開発に焦点を当てています。円滑に機能しなくなったら、製品を修理サービスに出していただくことで持続可能性に貢献しています。