食品の保管や加工などに適しており、保管庫や冷蔵保管庫内で商品の環境条件を測定すると同時に、たとえば、差し込みプローブ(オプション)を使用して商品自体の温度レベルを確認できます。パッケージ内のすき間の温度管理にも対応しています。両チャネルの測定結果は、温度データロガー内に安全に保存されます。
最新の測定テクノロジと、データの高い安全性
データロガー内に固定された温度プローブは、高レベルの測定精度(±0.5℃)を備えたNTCセンサです。内蔵温度プローブの測定範囲は-35~+55℃です。冷蔵保管庫や冷凍倉庫内でも簡単に利用できます。オプションアタッチメントのNTCプローブの精度と測定範囲は、選択したプローブのモデルによって異なります。たとえば、適切な温度プローブを使用すれば、より高温の温度範囲(最大+120℃)を測定することもできます。
ディスプレイには、現在の測定値、しきい値、しきい値を超過している点、最小値/最大値、バッテリ残量など、重要な情報が表示されます。これらの値はすべてディスプレイ上で読み取ることができるので、PCを起動する必要はありません。さらに、最大100万件の測定結果を保存できる大容量メモリと最長3年間という長いバッテリ寿命を備えています。電源には単4乾電池を3本使用します。
また、保存データは電池切れや電池交換の際も消失せず、高い安全性により守られています。
温度データロガーの設定と分析
ロガーの設定や読取り、取得した測定データをPC上で分析できるソフトウェアを、以下の3種類のバージョンからお選びいただけます。- ComSoft Basicソフトウェア – 迅速かつ手軽にロガーの設定とデータ分析、フリーダウンロード
- ComSoft Professionalソフトウェア – 別売オプション – 解析機能を充実し、温湿度データをより詳細に分析可能
- ComSoft CFR 21 Part 11ソフトウェア – 別売オプション - 製薬分野でCFR 21 Part 11で求められる要求事項に対応。セキュリティ機能を強化
食品分野での認証について
- EN 12830規格に従いテスト済み (ドイツTÜV SüdのATPテストステーションによるテスト)
- HACCPに準拠し、国際HACCP認定を取得済み
- 保護等級IP65:倉庫、冷蔵保管庫の清掃中でもデータロガーを使用可能
外付けプローブは、用途に合わせてお選びください。