testo 875-2iを使い、材料や設備機器を完全に非破壊で検査できます。高温測定オプションにより、測定範囲を標準の+350℃から+550℃に拡張できます。内蔵のデジタルカメラで、熱画像と並行して可視画像を撮影できるので、レポート生成や、熱画像と可視画像の関連付けを容易に行うことができます。さらに、ボイスレコーディング機能も搭載しており、ヘッドセットを使用して画像のコメントを保存できます。
また、建物の熱診断時に、構造上の潜在的な問題やカビの発生リスクを効率的に検出できます。表面湿度表示機能では、カビの発生リスクがある場所を赤、黄、緑のディスプレイ色によって直接表示します。
testo 875-2i赤外線サーモグラフィの性能
testo 875-2iは直感的な操作が可能です。さらに、工業および建築分野での専門的な熱診断を行うのに便利な以下の機能を備えています。
- LED照明付きデジタルカメラ内蔵: 各熱画像に対応した可視画像を同時に撮影できるため、レポート生成および関連付けが容易。LED照明により、暗い場所でも最適な条件で撮影可能
- ボイスレコーディング機能: ヘッドセットを使って撮影時のコメントを保存可能
- 優れた分解能で高画質: 検出器のサイズは160×120画素=19,200の温度測定ポイント。標準搭載のSuperResolutionにより、320×240画素の超解像画像を実現。4倍の画素数と1.6倍に向上した空間分解能により、さらに詳細で信頼性の高い熱測定が可能
- 50mK(0.05℃)以下の温度分解能: クラス最高の温度分解能で、最小レベルの温度差も可視化
- 高品質な32°×23°レンズ:広い視野角のマニュアルフォーカス対応レンズにより、温度分布を的確に表示。さらに、フォーカスを調整して測定対象に正確に焦点を合わせることが可能
- 9°×7°望遠レンズ: 望遠レンズに付け替えると、離れた場所にある対象も正確に記録可能(オプション)
- ホットスポット/コールドスポットの自動検出機能: 熱診断中に、重大な温度状況を直接表示
- 表面湿度表示機能:カビの発生リスクがある場所を検出する測定モード。周囲の温度と湿度をカメラに手動入力すると、室内の露点を演算。サーモグラフィが測定した表面温度の値と露点を比較し、カビの発生リスクをディスプレイ上に赤、黄、緑で表示
- ソーラーモード: 日射強度の値を赤外線サーモグラフィに入力し、各熱画像とともに保存可能
※日射強度の測定には別途日射計が必要です。 - 無料ダウンロード可能なPCでの画像解析用の専用ソフトウェアも。熱画像はJPEG形式でも保存可能。専用ソフトウェアの詳細についてはこちらをご確認ください
- 標準測定範囲: -30~+350℃。高温測定オプションにより、最高+550℃まで対応可能